環境
・
社会報告書
Environmental and
Social Report
2015
SUPER MARKET
緑 茶
2015年9月発行
本報告書は、環境に配慮した制作・印刷方法を 採用しています。
八潮工場の「板紙製造工場における サ-クル活動による省エネ推進」が 平成 26 年度省エネ大賞の経済産業 大臣賞(産業分野)を受賞しました。
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を 通して
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SUPER MARKET
● ●●
● 本社
● 東京本社 ● 製紙工場
・利根川事業所(茨城県) ・八潮工場(埼玉県) ・金津工場(福井県) ・淀川工場(大阪府) ・尼崎工場(兵庫県)
● 段ボール工場 ・恵庭工場(北海道) ・旭川工場(北海道) ・青森工場(青森県) ・新仙台工場(宮城県) ・福島矢吹工場(福島県) ・小山工場(栃木県) ・前橋工場(群馬県) ・東京工場(埼玉県) ・千葉工場(千葉県) ・湘南工場(神奈川県) ・新潟工場(新潟県) ・長野工場(長野県) ・松本分工場(長野県)
・清水工場(静岡県) ・豊橋工場(愛知県) ・新名古屋工場(愛知県) ・福井工場(福井県) ・滋賀工場(滋賀県) ・新京都事業所(京都府) ・三田工場(兵庫県) ・和歌山工場(和歌山県) ・岡山工場(岡山県) ・広島工場(広島県) ・防府工場(山口県) ・松山工場(愛媛県) ・鳥栖工場(佐賀県)
● 紙器工場
・葛飾工場(東京都) ・利根川事業所(茨城県) ・新京都事業所(京都府)
● 印刷加工工場
・利根川事業所(茨城県) ● セロファン工場 ・武生工場(福井県) ● 研究所・包装技術センター ・中央研究所(大阪府) ・中央研究所(福井県) ・包装技術センター(埼玉県) 本社、東京本社、研究所、包装技術センターのほか、全国を網羅する
国内事業所( 製紙工場5、段ボール工場26、紙器工場3、印刷加工工場1、セロファン工場1)を擁しています。
■ 国内事業所(2015年3月31日現在) ■ グローバルネットワーク(2015年7月末現在)
インドネシア
米国 ハワイ ベトナム
中国
日本
タイ
マレーシア シンガポール
●● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●● ● ● ● ● ● ●●●● ● ● ● ● ● ● ● ●● ● ● ● ● ● ●●● ● ● ●
● 製紙 ● 段ボール ● 紙器 ● 軟包装 ● 重包装 ● その他拠点
※軟包装、重包装、その他拠点には非連結対象会社を含む
CONTENTS
P05
事業内容
P34
第三者保証
コーポレート・ガバナンス P11
コンプライアンス P12
マネジメント
環境マネジメント P13
地球温暖化対策 P17
資源の有効利用 P20
廃棄物の削減 P21
環境配慮型製品の研究・開発と供給 P22
グリーン調達と化学物質の管理 P23
地球環境のために
お客様との関わり P25
働きやすい職場づくり P27
地域社会貢献活動 P31
社会とともに
P03
トップメッセージ
パッケージングのイノベーションを通じて、 より良い社会づくりに参画してまいります。
P07
P09
特集
レンゴーがもたらす流通革命
従業員座談会
私にとっての“Less is more.”
本報告書では、レンゴー株式会社の地球環境保全の考え方や 取組み・実績を中心に、社会的側面も含め2014年度の活動を 報告しています。
特集ページでは、環境経営のキーワードである “Less is more.”を具現化した事例である「レンゴー スマート・ディス プレイ・パッケージング(RSDP)」を紹介しています。また、 従業員座談会を開催し、 “Less is more.”について話し合いま した。
環境報告ページでは定量的なデータの信頼性を確保するため に、第三者保証を受けています。
編集方針 発行時期
前回:2014年10月 今回:2015年9月 次回:2016年9月予定
参考にしたガイドライン
環境省「環境報告ガイドライン(2012年版)」
ウェブサイトのご案内
当社ウェブサイトの「環境・社会」のコーナーでは、2001年から 発行した報告書のほか、詳細な環境パフォーマンスデータなどの 情報もご覧いただけます。
http://www.rengo.co.jp/environment/report.html
作成部署・お問い合わせ先
レンゴー株式会社 環境・安全衛生部 06-6223-2371(代表) 06-4706-9909
http://www.rengo.co.jp/ [email protected] T E L
F A X U R L E-mail
報告範囲
レンゴー株式会社を報告対象としています。 (一部関連会社の情報も含みます) ■ 対象組織
■ 対象期間
2014年度(2014年4月1日~ 2015年3月31日)を基本と しています。(一部同期間の前後を含みます)
第三者保証対象範囲
本報告書に掲載している情報について、算定方法の妥当性、 算定結果の正確性について第三者保証を受けており、その対象 となる情報については、各項目に保証済みであることを示す 保証マークを記載しています。なお、算定は「先進対策の効率的 実施によるCO2排出量大幅削減事業設備補助事業モニタリング 報告ガイドライン(Ver.4.0)」に準拠しています。
保証範囲:レンゴー株式会社の生産部門・非生産部門 (対象事業所敷地内の一部の関連会社を含む) 保証対象:化石エネルギー投入量および
化石エネルギー起源CO2排出量
保 証
レンゴーは国連グローバル・コンパクトに参加しています。
国連グローバル・コンパクト
社 名
代 表 者
創 業
設 立
資 本 金 所 在 地
売 上 高
従 業 員 数
グループ企業
レンゴー株式会社 ( Rengo Co., Ltd.) 代表取締役会長兼社長 大坪 清 1909 年(明治42年) 4月12日 1920 年(大正9 年) 5月2日 31,066百万円
本社
〒530-0005
大阪市北区中之島2-2-7 中之島セントラルタワー TEL.06-6223-2371 FAX.06-4706-9909 東京本社
〒108-0075
東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー TEL.03-6716-7300 FAX.03-6716-7330 522,671百万円(連結)
273,448百万円(単体) 14,060名(連結) 3,719名(単体) 61社
会社概要
(2015年3月31日現在)1. 段ボール、段ボール箱、紙器、その他紙加工品の製造・ 販売 2. 板紙(段ボール原紙、白板紙、紙管原紙等)の製造・販売 3. 軟包装製品、セロファンの製造・販売
4. 重包装製品(ポリエチレン重袋、クラフト紙袋、コンテナバッグ 等)、樹脂加工品の製造・販売
5. 包装関連機械の販売
6. 各種機能材商品(多孔性セルロース粒子、ゼオライト高機能 パルプ、ワサビ・カラシ成分を利用した天然系抗菌剤等)の 製造・販売
7. 不織布、紙器機械、洋紙の製造・販売、運送事業 ほか
事業内容
拠点内容
● ●
レンゴー グループ 経営理念
1. 活力ある事業活動を通じて、お客様の満足 と信頼を獲得し、繁栄と夢を実現すること。 2. 高い倫理観を持ち法令遵守を徹底し、常に
誠実に行動すること。
3. 積極的かつ正確な情報開示を通じ、広く社 会とのコミュニケーションに努めること。 4. 働く者一人一人の価値を尊重し、安全で働
きやすい環境づくりに努め、ゆとりと豊か さを実現すること。
レンゴーグループは、明治42年(1909年)創業者井上貞治郎が 日本で初めて段ボールを世に送り出して以来、時勢の変遷に対応して 最も優れたパッケージング(包装)を提供することにより、お客様の商 品の価値を高め、社会に貢献しつづけてまいりました。
わたしたちは、これからも、あらゆる産業の物流に最適なパッケー ジング(包装)を総合的に開発し、ゼネラル・パッケージング・インダ ストリーとして、たゆみない意識改革と技術革新を通じてパッケー ジング(包装)の新たな価値を創造しつづけるために、次の指針 に基づいて行動します。
パッケージングのイノベーションを通じて、
より良い社会づくりに参画してまいります。
“Less is more.”で
より良い社会づくりに貢献
1.“Less energy consumption”
=エネルギーの消費はできるだけ少なく。 2.“Less carbon emissions”
=二酸化炭素の発生はできるだけ少なく。
3.“High quality products with more value-added” =より付加価値の高い高品質な製品をつくる。
パッケージングのイノベーションで
社会的課題を解決
自立と自律の精神と矜持を持ち、
より良い社会づくりの一翼を担う
「軽薄炭少R」の進化形である
“Less is more.”
どんなに素晴らしいものも、それを包むパッケージがなけ れば、その価値を世の中に届けることはできません。ゼネラ ル・パッケージング・インダストリー=GPIレンゴーのつく り出す多彩なパッケージング・ソリューションの全てが、暮 らしの豊かさを支え、そのイノベーションは、社会的課題の 解決へとつながっています。
その良い例が、昨年新たに開発した「レンゴー スマート・ ディスプレイ・パッケージング(RSDP)」です。RSDPは、
単に「守る」「運ぶ」ためだけではなく、店舗での作業性や販
売促進効果といった「並べる」「売れる」も考えた革新的な
パッケージです。少子化が進み、今後ますます労働人口が減 少していく中で、いかに少ない人手で効率良く作業を進め、 最大限の効果を上げるかは多くの企業にとっての課題です が、RSDPはこれらを一挙に解決します。さらに、当社が独 自に開発した段ボール「デルタフルート」との組み合せによ り、輸送エネルギーや保管スペースを削減し、地球環境負荷 も低減します。
GPIレンゴーは、常に社会的課題を真正面から捉え、その 解決に向けて自らできることを真剣に考え、自立と自律の精 神と矜持を持ち、自ら積極的に働きかける存在でありたいと 思っています。
そのバックボーンの一つが、国連グローバルコンパクトへ の参加です。企業が社会の良き一員として行動し、持続可能 な成長を実現するために、創造的なリーダーシップを発揮す ることを求めるこの国際的な取組みを、私たちは全面的に支 持し、今後ともその精神を尊重してまいります。
パッケージングの新たな価値の創造はもちろんのこと、グ ローバルな企業市民として、より良い社会、持続可能な社会 の実現に向けて、これからも真摯に努力を続けてまいります。
これまでも「軽薄炭少R」を掲げ、より軽く、より薄く、
CO2排出量の少ないパッケージづくりを目指し、製品と製
レンゴー株式会社 代表取締役会長兼社長 5. 地球環境の保全に主体的に取り組むこと。
6. 良き企業市民として社会に貢献すること。 7. グローバル化に対応し、各国・地域の法令を遵
守するとともに、文化や慣習にも配慮した事業 活動を通じて、当該国・地域の経済社会の発展 に貢献すること。
2015年3月3日、福島第一原子力発電所から25kmの福 島県南相馬市にあるグループ会社丸三製紙株式会社で、新た な段ボール原紙生産設備(抄紙機)が竣工しました。南相馬の 中核企業である丸三製紙は、街の息吹そのものです。東日本 大震災から4年、新抄紙機は復興・再生に全力で取り組む南 相馬の人々とともに、この街の夢を未来へとつなぎ続けます。
レンゴーグループは、東北の復興を重視し、津波で壊滅 した仙台工場の移転再建と、この新抄紙機の建設にいち早 く取り組みました。それは雇用の確保による人心の安定と、 地域の永続的な繁栄を念頭に置いたものですが、東北の力 強い復興が日本全体の生産性向上にもつながるものと確信 しています。
丸三製紙の新抄紙機は、世界最高レベルの品質を誇り、近 年環境面からニーズの高まる段ボール原紙の薄物化に対応す るとともに、徹底した省エネ・省資源化が図られています。 それは、当社が環境経営のキーワードとして掲げる“Less is more.”を体現するものです。
すなわち、資源を有効活用し、地球環境への負荷を低減し ながら、高品質で付加価値の高いパッケージづくりを通じて、
トップメッセージ
います。イノベーションとともに、人の働き方や心のあり ようも改革しながら、全要素生産性(TFP:Total Factor Productivity)を向上させることで、長時間労働を減らし、 若者が夢を持って働き続けられる産業としなければなりませ ん。これはワーク・ライフ・バランスの観点からも重要であ り、女性をはじめ多様な人材の活躍や少子化対策という点か らも求められるものです。当社は率先垂範、自らの行動で範 を示してまいります。
造プロセスの両面から、積極的な取組みを進めてきました。
CO2の削減では、2020年度を中期目標とする「エコチャレ
ンジ020」では32%削減を、「レンゴーグループ環境憲章」 では2050年度までに50%削減を目標に掲げています(いず れも1990年度比)。
その一例として、すでに大幅なCO2排出量削減を達成し
ていた八潮工場では、もう一段高いレベルでの省エネに取り 組むため、新たに小集団活動チーム「低燃費八潮」を結成し、 従来見過ごされていた省エネに関するアイデアをきめ細かく 拾い上げる仕組みを構築しました。全ての部門の全ての従業 員が、各現場での省エネの気づきを気軽に提案できるよう、 提案方法と評価基準をルール化し、着実に実施していった結
果、従業員一人一人の意識改革が進み、継続的なCO2排出
量低減が実現しています。その実績が高く評価され、2015 年1月、優れた省エネ活動事例を表彰する「平成26年度省 エネ大賞・省エネ事例部門」において、最高賞である経済産 業大臣賞を受賞しました。
“Less is more.”のmoreは、ひとえにパッケージングの 付加価値だけを指すものではありません。パッケージングの イノベーションを起こす主役は、それぞれの現場を熟知し た当社グループに働く全ての従業員ですが、そんなGPIレン ゴーの真ん中で働く一人一人の職場環境を向上させることも 重要な視点です。
段ボールは環境に優しい包装材ですが、産業という面か ら見ると、その年間総実労働時間は製造業平均よりかなり 多く、全産業中ワーストの部類に入ります。この課題を一 刻も早く解消するため、私が理事長を務める全国段ボール 工業組合連合会に「生産性向上委員会(TFPコミッティー)」 を設け、労使協力のもと、段ボール産業全体で取り組んで より良い社会づくりに貢献するという、レンゴーグループが
目指す姿勢そのものです。
The General Packaging Industry
GPI
事業内容レンゴーグループは現在、「板紙」「段ボール」「紙器」「軟包装」「重包装」「海外」の 6つのコア事業を中心に多彩な事業を展開しています。
パッケージングのベストパートナーとして、「環境配慮」と「顧客満足」を念頭に置きイノベーションを積み重ねています。 あらゆる産業の全ての包装ニーズに対して、総合的なソリューションを提案する
企業グループ「ゼネラル・パッケージング・インダストリー =GPIレンゴー」として、
人にも環境にも優しく、社会が求める本当の価値を持つパッケージングサービスを提供してまいります。
ゼネラル・パッケージング・インダストリーとして
経常利益
売上比率(2014年度連結)
板紙事業
段ボール事業
紙器事業
古紙を主原料に、段ボール原紙や紙器 用板紙、紙管原紙などさまざまな板紙 を製造しています。生産の効率化に より環境負荷の低減に努め、LCC軽 量原紙など省資源型の製品開発にも 取り組んでいます。
一般的な段ボールからさまざまな機能 を有する段ボールまで、用途に応じ た幅広い製品を提供しています。Cフ ルートやデルタフルートなど、より環 境負荷の低い製品の開発・普及も積極 的に推進しています。
商品の魅力を伝え、訴求力を高める多 彩な紙製パッケージを開発・提案して います。企画・グラフィックデザイン から製造までトータルにサポートし、 省資源など環境に配慮した製品開発に も取り組んでいます。
お
客
様
商
品
消
費
者
企画・提案(商品企画/コストダウン/包装設計/販売促進/ユニバーサルデザイン)
・POP広告
店頭販促 軟包装
・フィルム包装 ・ラベル ・シュリンクラベル
・セロファン ・コートフィルム
・一般紙器 ・ギフトパッケージ ・マルチパック ・マイクロフルート
紙器
・白板紙
・機能性段ボール ・美粧段ボール
段ボール箱
・段ボール原紙 ・加工紙 ・テープ
・物流システム ・段ボールパレット
物流
重包装 ・ポリエチレン重袋 ・クラフト紙袋 ・フレキシブル
コンテナバッグ 各種包装システム、包装機械
68.6% 板紙・紙加工関連事業 海外関連事業 5.4%
その他の事業 6.4%
軟包装関連事業 11.8% 重包装関連事業 7.8%
■連結 ■単体 40,000
30,000
20,000
10,000
0 (百万円)
31,189
24,592 24,236 15,354
7,139 20,400
15,453 13,320
5,315 1,689
2010 2011 2012 2013 2014 (年度)
売上高
従業員数
■連結 ■単体
■連結 ■単体 ※ 従業員は就業人員です 600,000
400,000
200,000
0
15,000 12,000 9,000 6,000 3,000 0 (百万円)
(名)
474,878 492,628 502,625 523,141 522,671
286,667 288,775 281,176 284,062 273,448
2010 2011 2012 2013 2014 (年度)
12,267 12,961 13,082 13,095 14,060
3,568 3,638 3,676 3,697 3,719
2010 2011 2012 2013 2014 (年度)
事業の概況
トータルパッケージングサービス
6つのコア事業
軟包装事業
フィルム包装、成形品をはじめ、木材 パルプを原料としたセロファンなど、 商品を美しく包み、やさしく保護する 各種の軟包装を提供しています。フィ ルムの薄物化など、環境に配慮した製 品の開発にも取り組んでいます。
海外事業
海外でもパッケージング・ソリュー ションのネットワークを広げています。 国内外に広がる生産ネットワークで、 それぞれの地域のお客様のニーズにお 応えし、パッケージに関わる総合的な サービスを提供しています。
重包装事業
ポリエチレン重袋、コンテナバッグや クラフト紙袋などの物流を支える重包 装容器を提供しています。
環境適合型製品の開発にも注力してい ます。
段ボール・紙器・軟包装部門 開発本部長 理事
仁木 英文
小売店が頭を悩ます課題
自宅にいながらにして、気軽に買い物を楽しむ。イン ターネット上の店舗が一般的になったことで、そんな 光景も日常的なものになりました。一方で、街に店舗 を構える小売店は、変革を迫られています。広告宣伝 や丁寧な接客、購買意欲を促す陳列、そしてタイムリー な商品補充。これらの課題に手を打とうとしても、現 場では思うように時間や人員を割くことができない現 実があります。
店舗のバックヤードには、毎日、段ボール箱に入った 大量の商品が届きます。従業員は、段ボール箱の封かん 材を取り除き、箱を開けて商品を取り出し陳列棚に並 べ、そして売れ筋の商品は日に何度も補充します。こう した手間のかかる陳列の作業に、1日の約25%を費や しているともいわれます。また、人員を拡充しように も、高齢化社会の進行による労働人口の減少や景気回復 の影響で、確保が難しくなっているのが現状です。
いかに少ない人数で効率的に商品を並べるか、すなわ ち手間と時間を掛けずに商品を売っていくか。これが、 小売店の大きな課題となっています。
こうした課題の解決に役立つのが、「レンゴー スマー ト・ディスプレイ・パッケージング(RSDP)」です。従 来の「運ぶ」「守る」ための段ボールに、「並べる」「売れ る」という機能を追加することで、小売店の悩みを解消 しました。
「並べる」ための前提として、バックヤードでの識別の しやすさが挙げられます。多色刷りにすることで、従来 の段ボール箱と区別しやすくなります。最近では外国人 の従業員が作業することも多く、箱にどんな商品が入っ ているのかがひと目で分かることがとても重要です。
また、開梱・陳列のしやすさも重要な要素です。箱の 上部のタブを引き、ミシン目に沿って箱の上部と側面部 を下部から切り離すだけ。従来の段ボール箱では4箱を 開けるのに86秒かかっていたものが、RSDPでは12秒 と約7分の1に短縮できたという実験結果もあります。 そして、残った下部の部分をそのまま並べれば陳列用の ディスプレイとして使用できます。
陳列棚では、このディスプレイが「売れる」機能を発 揮します。RSDPでは、訴求力を高めるメッセージやイ ラストを描くとともに、きれいな切り口で曲線を表現す ることも可能です。目についた商品を思わず買ってしま う消費者の割合は約90%にものぼるというデータもあ り、目立つことが「売れる」ことの条件の一つといえます。
レンゴーがもたらす流通革命
消費者の目につかない、小売店の舞台裏。
「レンゴー スマート・ディスプレイ・パッケージング(RSDP)」が、小売店の抱える課題を解決しています。
特集
「並べる」
「売れる」機能を備えたパッケージ
人手不足はいまや社会的な課題です。特に小売業では深 刻です。この対策は企業にとって、会社存続・持続的成長 のためにも必須といえます。少ない人数でも効果的に店舗 を運営することに役立つRSDPは、社会的課題の解決に 貢献するものだと確信しています。
このRSDPを広く普及させるには、商品のメーカーにも その価値やメリットをご理解いただくことが不可欠です。 RSDPを活用することで商品そのものの価値に加え、店舗 で作業しやすく、売りやすいという付加価値をつけること ができれば、小売店がその商品を優先的に仕入れることに つながり、消費者の目に触れる機会をより増やすことにも なります。こうした点をご理解いただく努力を重ね、社会 のスタンダードにしたいと考えています。
RSDPを生み出しているのは、レンゴーの総合力。 その技術的な中核となるものが、厚さ2mmの段ボー ル「デルタフルート」です。レンゴーオリジナルの規 格で、強度があり、軽くて薄いことがその特徴です。
この強度があるからこそ、色鮮やかな印刷が可能で あり、また、陳列棚で商品をしっかりと支える役割を 果たし、従業員にも消費者にも目にとまりやすいパッ ケージが出来上がるのです。さらに、軽くて薄いとい うことは、デルタフルートを作るための原材料が少な くて済むことを意味します。加えて、輸送効率の向上 や倉庫内での省スペース化にもなり、サプライチェー ン全体での環境負荷低減にも貢献できます。
手間や時間に環境負荷まで、流通現場のあらゆる無 駄を省き、販売促進のための付加価値をもたらす革新 的なパッケージ。RSDPは、まさに“Less is more.” の象徴であり、「人に、環境に優しく」というレンゴー のスタンスを表現した姿なのです。
RSDPを支えるレンゴーの総合力
カンタン開封で作業時間短縮!
ケース上部のタブを引きます。 両側を開きます。
出来上がり!! ミシン目に沿ってケース上部と
側面部を下部から切り離します。
S T E P
2
S T E P
3
S T E P
4
カンタン
開封 !
RSDPを社会のスタンダードにしたい
デザインで訴求力 UP
きれいな
開け口
開梱にかかる作業時間
約
1
7
に短縮
S T E P
1
VOICE
東京包技センター 包装技術部 東京包装技術第1課
石井 一志
東京本社 資材部 資材課
三瀬 彩子
東京工場 製造部 製造課
佐藤 淳平
東京本社 開発営業第一部 開発営業課
松本 裕子
利根川事業所 施設部 施設課
橋本 良裕
三瀬▶「軽薄炭少®」は、軽くて薄く、CO2の排出量が少ない段
ボールを社会に提供しようというものでした。“Less is more.”
は、使用するエネルギーや資源をより少なくし、より付加価値の 高いものを生み出すというイメージを持っています。
三瀬▶私の担当は資材調達です。管理部門に近い部署とし
て、時間管理を徹底して、無駄な残業を減らすことを心掛け
石井▶設計担当者にとって、軽くて薄いという“Less”の部分は
お客様からずっと求められ続けているので、考えて当然という くらいに身についています。現在はレンゴー スマート・ディス プレイ・パッケージング(RSDP)の開発チームにいるのですが、 “more”の部分を特に意識して、レンゴーにしかできない付加
価値を実現しようと努めています。RSDPでいえば、少ない動 作で開封できて、そのまま売り場の棚に陳列可能。色鮮やかな 印刷ができるので、消費者へのアピール効果も高くなるといっ たことです。
松本▶私たちの部門でもRSDPを推進しています。陳列するた
めの労力を下げると同時に、商品の訴求力の高いパッケージに
なる。“Less is more.”そのものの姿だと思います。
松本▶私は、全国の営業担当者のお客様への提案をサポート
する部署に所属しています。最近のキーワードは、お客様の現 場での人手不足です。環境に優しい段ボールという従来のメ リットに加えて、お客様の省力化と作業効率の向上という付加 価値を提案することが求められています。例えば、デルタフルー トという厚さ2mmの段ボールは、軽くて薄いのに強度がある というまさに“Less is more.”を象徴する製品。従来の厚さ 3mmの段ボールからデルタフルートに変えるだけで、たった 1mmの違いですが、ケース積み上げ数が約30%増加します。 実際に「5パレット使用していた保管スペースが4パレットで済 んだ」とお客様から評価いただいたこともあります。
橋本▶製紙工場の現場では、段ボールの材料である板紙をよ
り薄くすることへのニーズが高まっていることを肌で感じてい ます。これまで以上に薄い板紙の製造にチャレンジすると、最 初のうちはどうしても生産ロスの発生がつきまといます。これ をいかに少なくして品質の高い製品をつくり出すかを日々、意 識しています。
佐藤▶デルタフルートやRSDPはまだ新しい製品なので、より
効率的に生産するために試行錯誤を続けています。製造現場で のトラブルを取り除き、付加価値の高い製品を、決められた通 りに、決められた納期に正確にお客様に届けることが、私たち
製造マンの仕事です。
佐藤▶東京工場で段ボールの製造を担当する者としては、エネ
ルギーの消費や資源のロスを抑えながら生産する、ということ が思い浮かびます。
松本▶人的資源のことも含んでいると思います。少ない労働力
で最大限の成果を生み出すことも、“Less is more.”と言える
のではないでしょうか。
橋本▶そうですね。従業員の人数や設備の能力、時間など、
限られたリソースの中で仕事の質を高めることも、“Less is
more.”だと思います。
石井▶ポイントは“more”の部分であり、価値を高めたものを
いかに社会に提供していくかだと思います。段ボールは、つくっ ている側からすれば違いがよく分かるのですが、お客様からみ ると違いが分かりにくく、差別化しにくい製品だといわれます。 だからこそ、お客様にとってメリットとなる、レンゴーならではの 付加価値をつけていくことが重要だと思います。
“Less is more.”でイメージすることとは
業務を通じての“Less is more.”
石井▶段ボールは物流の重要な位置を占めていて、すぐになく
なることはないでしょう。しかしヨーロッパでは、缶ビールを段 ボールではなくフィルムで包むという包装形態もあります。い つかは段ボールがいらなくなってしまうかもしれないという危 機感を持って、新たなものを生み出そうと努力しています。
橋本▶先手を打つために、レンゴーはゼネラル・パッケージ・イ
ンダストリー=GPIというステートメントを掲げているのだと思 います。段ボール以外にも、フィルムはもちろん紙器も含めた
総合的なパッケージングサービスを展開することで、“more”
の部分であるより多くの付加価値をお客様に提供できます。
松本▶レンゴーの総合力は日々の提案活動でも実感していま
す。商品力という観点では、設計やデザイン・マーケティングセ ンターなど、提案をサポートする部門が充実しています。情報 力という観点では、全国の提案情報を集約して、情勢に応じて 水平展開できます。こうした総合力を発揮して、お客様にとって 最も有益な提案につなげる。それがレンゴーの独自性であり、 付加価値のつけ方だと思います。
三瀬▶総合力を支えるのは、一人一人の力です。それぞれが自
分なりに“Less is more.”のことを考え、付加価値を高める取 組みを実践することで、レンゴーが社会に提供できる価値がま すます高くなっていきそうですね。
価値を高めるレンゴーの総合力
ています。例えば、部署内で3カ月先までの予定を共有し、お 互いの状況を把握しながらサポートし合う体制ができていて、 残業の削減につながっています。
私にとっての“Less is more.”
レンゴーの環境経営のキーワード「軽薄炭少®」が進化した“Less is more.”。その意味するものは、環境だけでなく、レンゴーの活動全てに広がっています。
若手従業員が、それぞれにとっての“Less is more.”への思いや実践方法を議論しました。
従業員座談会
●座談会参加者
社会の信用と信頼を得られる企業であるために、コーポレート・ガバナンス体制と内部統制を整備し 意思決定の迅速化と業務執行に対する監督機能の強化を図っています。
コーポレート・ガバナンス
法令遵守にとどまらず、法の趣旨にかない、社会の期待や要請に応えられる企業を目指し グループをあげてコンプライアンスの意識浸透と徹底に取り組んでいます。
コンプライアンス
全従業員に階層別のコンプライアンス教育を実施して います。
新入社員には、コンプライアンスの重要性を集合研修 で説明し、意識の向上と行動の変化の必要性を教育して います。管理職昇進者には、職場でのコンプライアンス の徹底について新任管理職研修で説明し、意識改革を 図っています。
特に、独占禁止法については、グループ内の役員・ 管理職・営業担当の従業員を中心に研修会などを開 催し、独占禁止法遵守の再徹底を図りました。なお 2014 年度は、研修会などを12 回開催し、延べ483 名が出席しました。
さらに全従業員を対象とした取組みとして、グループ 内のイントラネット上に開設したコンプライアンスに 関する専用ページ“コンプライアンスの部屋”を通して、 各種の関連法令、業務上の不正行為や腐敗防止など、分 野ごとにコンプライアンスに関するさまざまな事項を、 クイズ、時事的な用語解説、対話形式による解説などの コーナーを設けて掲載し、従業員へ発信しています。 法令遵守体制の維持に関しては、従来、倫理委員会で
取り組んできましたが、2012年6月の公正取引委員会 の立入検査を受け、2012年7月に独立した常設の組織 として「コンプライアンス推進室」を設置し、コンプラ イアンス体制の再構築を行いました。
また、当社各事業部門、各事業所にコンプライアンス 推進活動の実行・責任を担う「コンプライアンス推進責 任者」を任命し、体制の強化を図っています。さらに、 グループ会社においてもコンプライアンス推進室を設置 し、コンプライアンス推進責任者の任命を行っています。
なお、当社および一部のグループ会社は2014年6 月に、公正取引委員会から排除措置命令および課徴金納 付命令を受けましたが、事実関係ならびに法律的な論点 にきわめて大きな疑義があり、到底承服できるものでは ないことから、2014年8月に審判請求を行い、2014 年12月、審判手続きが開始されました。
当社では、法令違反行為などを未然に防ぐため、直属 の上司を通じた通常の業務報告ルートとは別に、従業員 がコンプライアンスに関する事項を連絡、相談すること ができる相談窓口(企業倫理ヘルプライン)を設け、電話 や電子メールなどによる相談を受け付けています。また 社内だけでなく、社外にも相談できる窓口を設置し、 より活用しやすい環境を整えました。
通報者のプライバシーを厳守するとともに、不利益な 取扱いを受けることのないよう、適正に対応しています。
グループ経営理念において「高い倫理観を持ち法令遵 守を徹底し、常に誠実に行動すること」という指針を掲 げています。コンプライアンスとは単に法令の文言を 遵守することにとどまらず、法令の背後にある法の趣 旨にもかなうこと、社会の期待や要請に応えることと 捉え、グループをあげて公正で誠実な経営の実践に努 めています。
基本的な考え方
海外子会社での取組み
毎年中国子会社 7 社の経営責任者を集め経営会議を 実施しており、2014年度は10月に開催しました。
2010年よりコンプライアンスについても経営会議の 議題に組み入れ、当社法務部より当社のコンプライアン ス・CSRの取組み方針について講義するなど、当社グ ループ方針の海外子会社への浸透、コンプライアンス意 識向上に努めています。
コンプライアンス教育
取組みについて
コンプライアンス推進体制
内部通報制度
▶コーポレート・ガバナンス体制図 (2015年6月26日現在)
グループ経営会議 CSR委員会
執行役員
株主総会
内部監査部門 監査役室
会計監査人
経営幹部会 (重要案件の審議等)
監査役会 監査役5名 (うち社外監査役3 名)
代表取締役 取締役会
取締役16 名 (うち社外取締役1名)
本社部門・各事業部門・グループ各社
選任/解任
選任/解任 報告
選任/解任 報告
報告 報告
報告
報告 監査
方針提示 報告 選定/解職
監督
連携
重要案件の 付議・報告 指示監督
計画具申
報告等 方針提示計画等承認 監査
監査
監査
倫
理
委
員
会
広
報
委
員
会
C
S(
顧
客
満
足
)委
員
会
安
全
衛
生
委
員
会
環
境
委
員
会
基本的な考え方
社会の信用と信頼に足る企業であるために、迅速かつ 正確な情報開示に努め、健全で透明性の高い経営を目指 しています。「真理は現場にある」という基本理念のも と、権限の委譲、意思決定の迅速化を図りながら、現在 の制度をより一層強化することで、コーポレート・ガバ ナンスをさらに充実させていきたいと考えています。
内部統制
取締役会のほか、原則として月1回以上、経営幹部会 や社内役員会、部門連絡会などを開催し、重要な情報の 共有化を図っています。2007年4月には、取締役会の 一層の活性化を図り、経営における意思決定の迅速化と 業務執行に対する監督機能の強化を目指し、執行役員制 度を導入しました。
また当社では、監査役制度を採用しており、監査役に よる取締役の職務執行に対する監査や、子会社の監査役 と連携するなど連結経営に対応した監査体制の整備に 努めています。
当社は会社法に基づく内部統制の整備の基本方針 を策定し、2006 年 5 月の取締役会で決議しました。 2008 年 4 月には、金融商品取引法における内部統 制制度に対応するため、日常業務から独立した部門 である監査部を新設し、同部内部統制監査グループ によるモニタリングによって、全社的な内部統制、 重要な業務プロセスに係る内部統制の整備、運用状 況の評価・改善を行っています。
2014 年度においても、当社および当社の連結会社 41 社を評価範囲として全社的な内部統制を、またこれ らのうち当社を含む重要な事業会社 6 社を選定して業 務プロセスに係る内部統制を評価した結果、2014 年 度期末時点において当社の財務報告に係る内部統制は 有効であると判断しました。
独占禁止法についての研修
マネジメント マネジメント
地球環境や地域環境に配慮して事業活動を営むことは、当社の経営における最重要課題の一つです。 マネジメント体制を整備し、改善すべき事項については速やかに対策を講じています。
環境マネジメント
事業活動に伴う環境負荷の低減は、企業として最優先で取り組むべき経営課題の一つであると位置づけ、環境に関す る経営方針として、1999年に「レンゴー株式会社環境憲章」を制定しました。さらに、創業100周年を迎えた2009 年には、レンゴーグループの新たな100年に向けた環境に関する長期経営方針として「レンゴーグループ環境憲章」 に改定しました。
レンゴーグループ環境憲章
レンゴーグループ環境憲章
レンゴーグループは、地球環境に配慮した経営を実践することが、企業の持続的発展に不可欠であるとの認識に 立ち、グループあげて環境保全活動に継続的に取り組む。
環境に関わる法規・条例・協定を遵守することはもとより、 環境への負荷を更に低減するための環境保全活動につい ても積極的に取り組む。
❶ 環境法令の遵守
省エネや、新エネルギーを活用するグリーンニューディー ルを推進し、2050年までに二酸化炭素の排出量を1990 年度実績の半減を目指す。
❷ 地球温暖化対策の推進
古紙利用のための先進技術に取組み、リサイクルの促進 と更なる古紙資源の有効利用に努め、循環型社会形成に 貢献する。
❸ 資源の有効利用の推進
廃棄物の発生を抑制し、再利用、再資源化により最終処 分量の低減に努める。
❹ 廃棄物の発生抑制と有効利用の推進
パッケージング・ソリューション・カンパニーとして、環境 負荷の小さい製品の研究・開発に努め、環境に配慮した 製品を供給する。
❺ 環境負荷の小さい製品の研究・開発と供給
海外事業活動においては、当該国の環境規制を遵守し、 地域の状況に応じた適切な環境保全に努める。
❼ 環境に配慮した海外事業活動の推進
環境意識の向上を目的とした広報、啓発を行うとともに、 地域や社会の環境保全活動への参加・協力も積極的に行う。
❽ 広報、啓発、社会活動の促進 基本理念
基本方針
2009年4月12日制定 環境に配慮した資材の調達に努めるとともに、生産活動に よる環境負荷を積極的に低減する。
❻ 環境に配慮した資材の調達と生産活動の推進
環境経営を推進するために、全社を統括する「環境委 員会」と事業所・工場に「事業所環境委員会」を設け、 常に現状を見据えた計画を実行する体制を整えていま す。「環境委員会」は、全社での環境経営の強化を図る ことを目的とし、環境管掌役員を委員長として、生産部 門や関連部門の担当役員・部門長で構成されています。 環境委員会は年2回開催され、環境目標の達成状況や法 の遵守状況を確認し、環境に関する全社的な方向性や目 標、計画などを審議し決定して、CSR委員会に報告し ています。また、ここでの決定事項をもとに「事業所環 境委員会」において具体的に協議され、周辺地域に根ざ した環境保全活動へと展開しています。
環境経営を効果的に推進するために、2001年から国 際規格であるISO14001の環境マネジメントシステム を導入し、2006年には全ての生産拠点で認証を取得し ました。また、事業所・工場では環境マネジメントシス テムが適切に運用されていることを確認するため、内部 監査と審査機関による外部審査を年1回以上、定期的に 実施しています。2014年度の外部審査では、不適合や 重大な改善指摘事項はありませんでした。
▲環境法令の遵守状況
レンゴーでは大気・水域への環境負荷物質の排出など について、法律の規制より厳しい自主管理値を設定し、 管理しています。年2回実施している環境関連法の自己 チェックでは、潜在的な環境リスクを洗い出し、法令違 反の未然防止に努めています。
2014年度は行政処分を含む法令違反はありませんで した。
▲環境に関する苦情件数
2014年度に寄せられた苦情は騒音・振動、臭気など 計13件でした。苦情の原因を特定し、設備的な対策や 運用の見直しなどを行いました。苦情をお寄せくださっ た方には原因と対策方法を説明し、了解を得るように努 めています。今後も苦情がないように未然に防止すると 同時に、近隣の方々との密接なコミュニケーションを継 続していきます。
▲環境事故対策
日常点検などを通じさまざまなリスクを未然に防ぐ 対策を講じるとともに、油や薬品の漏えいなどの環境 事故発生を想定し、適切な対応ができるよう事業所・ 工場で訓練を年1回以上実施しています。訓練実施後 は、手順に問題がないかを検証し、問題があれば手順 の見直しを行っています。なお、2014年度の環境事故 は0件でした。
事業所・工場の環境データを効率的に把握し、情報を 共有する環境情報管理システム「エコループ」を2010 年から全社で運用しています。「エコループ」では事業 活動によるエネルギー使用量やCO2排出量、廃棄物発
生量などの環境データを一元管理しています。環境情報 を「見える化」することで従業員一人一人の環境意識の 向上を目指しています。
全ての従業員が会社や家庭でのあらゆる場面で環境問 題をより身近に捉えることができるよう、環境教育や啓 発活動をセミナーやグループ報を通じて継続的に行って います。2014年度は新入社員を対象とした環境教育、 全従業員を対象としたISO14001内部監査員養成講座 を開催しました。そのほか、階層別研修にも環境教育が 組み込まれています。
環境経営推進体制
環境マネジメントシステム
環境法令の遵守状況など
環境情報管理システム「エコループ」
環境教育の実施
委 員 長 : 環境管掌役員 メンバー: 関連組織の部門長
取締役会 社長 CSR 委員会
▶環境経営推進体制
ACTION PLAN
CHECK DO
環境委員会
事業所環境委員会 環境に関する方向性の決定・結果の検討および見直し ・環境憲章に関する検討・提言
・環境保全活動体制に関する審議・決定 ・全社環境目標や重点施策に関する審議・決定 ・法規制対応事項に関する決定
・その他の事項に関する検討
環境保全計画の実行、見直し ・年度目標、計画の作成 ・計画実行の推進 ・実行結果の検証、
見直し 委 員 長 : 事業所長・工場長 メンバー: 各部門長他
新入社員への環境教育
(件)
▶環境に関する苦情件数(2014年度)
大気 水質 廃棄物 騒音・振動 臭気 その他 合計
0 0 0 9 1 3 13
▶教育実績(2014年度)
講座 受講人数
新 入 社 員への環 境 教 育 48名
内部監査員養成講座 19名
地球環境の ために
生産活動におけるマテリアルバランス(2014年度)
「環境憲章の基本方針」に基づき、具体的なターゲットを定めたエコアクションプラン「エコチャレンジ020」を策定し ています。「エコチャレンジ020」では、2020年度を中期目標の達成年度として定め、5つのテーマを活動の柱とし、事業 活動のあらゆる側面から発生する環境負荷の低減に継続的に取り組んでいます。また、この中期目標の達成に向け、毎年、 年度目標を設定して活動を進めています。2014年度は全ての項目において目標を達成しました。
エコアクションプラン「エコチャレンジ020」
段ボールのリサイクルマーク。それはリ サイクル可能な段ボールであることを示す ものです。現在、日本のリサイクルマーク の表示率は90%以上にものぼります。
ステープル(金属針) や宅配便の送り状などは リサイクルの障害になる 異物です。回収された段 ボール古紙から品質の高 い段ボール原紙を生産す るために、みなさんも異 物の除去にご協力お願い します。
▶「エコチャレンジ020」の実績と目標
テーマ 項 目 2014年度 目標
目標 実績 評価 関連ページ 2015年度 2020年度
地球温暖化対策
生産部門のCO2排出量※1
(1990年度比) 26%削減 29.4%削減 ○ P17 30%削減 32%削減 物流部門のCO2排出原単位※2
(2007年度比) 8%削減 9.1%削減 ○ P17 9%削減 削減推進
資源の有効利用 古紙利用率 97%以上 98.0% ○ P20 97%以上 97%以上
廃棄物の削減 再資源化率 97%以上 98.2% ○ P21 97%以上 98%以上 最終処分量※3 4,250t以下 3,386t ○ P21 4,000t以下 4,000t以下
環境配慮型製品の
研究・開発と供給 (2004年度比)段ボールケースの平均坪量 8%削減 9.0%削減 ○ P22 9.5%削減 軽量化推進回収率維持 グリーン調達と
化学物質の管理
VOC排出量(2000年度比) 41%削減 44.1%削減 ○ P23 44%削減
化学物質の 管理の推進 PRTR対象物質排出量・移動量
(2002年度比) 9%削減 9.9%削減 ○ P23 10%削減
※1 CO2排出量
※2 CO2排出原単位
※3 最終処分量:場外排出量から再資源化量を引いた値。:CO2排出量を売上高で除した値。
:対象は化石エネルギー起源CO2。使用係数は日本経済団体連合会「低炭素社会実行計画」の係数を使用。
2011年度以降の電力の係数は震災影響分を除くため2010年度の係数(発電端)を使用。 :第三者保証を受けたことを示すマーク。
保 証
知っていますか?
段ボールの「リサイクルマーク」 段ボールリサイクルの注 意 点
つなげましょう!リサイクルの輪
段ボールリサイクル協議会
http://www.danrikyo.jp/
ステープルは
はずす ラベルははがす
段ボールをリサイクルに出すときのお願い
フィルムが貼られている 箱はリサイクルに
出さない
油がついている箱は リサイクルに出さない
段ボールのリサイクルマーク
詳しくはこちらをご覧ください
2,800 3,500 2,100 1,400 700 0 1,500 1,000 500 0 932 357 ■段ボール・紙器 ■板紙 ■軟包装 単 体
CO2排出量(千 t-CO2) 排水量(万㎥) PRTR排出量・移動量(t) VOC 排出量(t) 4,000
3,000
2,000
1,000
0
合計3,386
289
2,416
682
合計759
600 400 200 800 0 14 98 240 160 80 320 0 83 224
合計307
600
400
200 800
合計794
0 1 5 788 2,500 1,500 2,000 1,000 500 0
合計2,140
水使用量(万㎥) PRTR取扱量(t)
原料(万 t)
3,000 2,000 1,000 0 205 2,169 67
合計2,441
1,500 1,000 500 0 1,109 46 88
合計1,243 合計15,126
15,000 10,000 5,000 20,000 0 1,981 12,850 296 300 200 100 0
合計242
186 55 1 I N P U T O U T P U T
■段ボール・紙器 ■板紙 ■軟包装 ■重包装 ■その他 連 結※
エネルギー(TJ) 水使用量(万㎥)
I N
P U T
廃棄物最終処分量(t) 8,000
6,000
4,000
2,000
0
合計6,803
223
3,086
3,024 26
排水量(万㎥) 3,000 2,000 1,000 0 205 2,303 35
合計2,553
VOC排出量(t) PRTR排出量・移動量(t)
合計1,297
2 1,160 124
11 CO2排出量(千t-CO2)
900 1,200
600
300
0
合計1,092
180 O U T P U T 3,520 15,968
合計20,925 合計3,034
原料(万 t)
280 350 210 140 70 0
合計344
225 4 2 108 5 2,800 3,500 2,100 1,400 700 0 218 2,697 104 14 1,916 205 19 846 エネルギー(TJ)
廃棄物最終処分量(t)
15,000 10,000 5,000 0 25,000 20,000 147 7 444 16 43 10
合計3,079224
644
2,211 647
※ 連結の対象は、レンゴー(株)および生産設備を有する国内連結対象子会社 29社
レンゴー(株)、大阪製紙(株)、丸三製紙(株)、大和紙器(株)、セッツカートン(株)、東海紙器(株)、日之出紙器工業(株)、アサヒ紙工(株)、ヤマトヤ(株)、(株)朝日段ボール、 イハラ紙器(株)、(株)甲府大一実業、北陸紙器(株)、日東紙器工業(株)、(株)サンコー、三協段ボール(株)、中央ダンボール(株)、境港魚凾(株)、東北旭段ボール(株)、
淡路紙工(株)、共栄ダンボール(株)、(株)公和産業、 共和紙業(株)、東北工業(株)、吉川紙業(株)、レンゴー・ノンウーブン・プロダクツ(株)、日本マタイ(株)、森下(株)、朋和産業(株)
保 証 保 証
保 証
各種類の値は四捨五入しているため合計が合わない場合があります。 PRTRの取扱量は単体のみ集計しています。
段ボールは表と裏のライナと波型の中しんの 3枚の板紙からできた三層構造。この波型の形状 が段ボールの強度を生み出しています。
段山
フルート(段)
ライナ
ライナ 中しん
グループ会社の取組み 2014年度の「エコチャレンジ020」では、生産時に
発生する化石エネルギー起源のCO2の総排出量を1990
年度比26%削減するという目標を設定して活動しまし た。省エネルギー化を進めた結果、2014年度の総排出量 は759千トン、1990年度比29.4%の削減となり目標を 達成しました。
また、非生産部門でも全フロアの照度ダウンや空調 の設定温度の調整、LED 照明への切替、 パソコンやコ ピー機の主電源オフなど節電・省エネルギーに努めて います。
物流部門では製品輸送時の省エネルギーに努めていま す。2014年度はCO2排出原単位を2007年度比8%削
減することを目標としました。2014年度のCO2排出
量は60千トン、CO2排出原単位は2007年度比9.1%
の削減となり、目標を達成しました。
レンゴーでは、サプライチェーン全体での温室効果ガ ス排出量の削減に取り組むため、自社での燃料の使用 による直接排出量(スコープ1)と購入した電気や熱の 使用による間接排出量(スコープ2)に加え、2012年度 よりサプライチェーンの上流から下流にわたる事業活 動に伴う間接排出量(スコープ3)の算定を行っていま す。2013年度の排出量は194万トンとなり、その内 の56%がスコープ3によるものでした。今後もサプラ イチェーン全体での温室効果ガス排出量の把握・管理を 継続し、排出量削減に向けた取組みを進めていきます。
CO
2排出量の削減実績
物流部門での取組み
スコープ3の取組み
▲再生可能エネルギーの利用促進
エネルギーの多様化、資源の有効利用、地球温暖化 防止の観点から太陽光発電やバイオマスボイラなどの 再生可能エネルギーを積極的に導入しています。2014 年度末時点で太陽光発電設備は8工場に導入しており、 年間発電量は532万kWhで初めて導入した2007年 度の13倍となりました。また、製紙工場では工場内で 発生する製紙スラッジ(製紙工程における排出物)や木 くずなどの廃棄物をバイオマス燃料として活用してい ます。2014年度は1,105TJのバイオマスエネルギー を使用しました。
▶生産拠点の使用エネルギー
● 太陽光:8工場
●バイオマス/廃棄物:4工場
● 新仙台工場
福島矢吹工場 鳥栖工場
金津工場 松本分工場
尼崎工場 岡山工場
新京都事業所
利根川事業所 八潮工場 新名古屋工場 ●
●
●
● ●
● ●
● ●
●
▶物流部門でのCO2排出量と
原単位※指数の推移
100
85
80 90 95
2007 2011 2012 2013 2014
■ 排出量 ● 原単位指数 物流部門でのCO2排出量と原単位※指数の推移
80
60
40
20 (千t)
0
(年度) 100
67 61 61 62 60
87 89
91 91
9.1
%削減2007年度比
2015年3月、板紙業界としては14年ぶりとなる新しい抄紙機が当社の連結子会社である丸三製紙株式会社(福島県 南相馬市)で竣工しました。この新抄紙機は、環境面からニーズの高まる段ボール原紙の薄物化に対応するとともに、 さらなる品質向上と徹底した省エネ・省資源化が図られています。
丸三製紙株式会社で新ライナ抄紙機が運転を開始
http://www.rengo.co.jp/environment/report.html
詳細はHPのデータ集をご覧ください。
▶サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量(2013年度)
2014年度に算定方法の見直しを行ったため過去のデータも修正しています。 ※CO2排出量を売上高で除した値
新抄紙機 丸三製紙株式会社
▶CO2排出原単位※指数の推移
※ CO2排出量を生産量で除した値
100
90
70 80
60
1990 2011 2012 2013 2014 (年度) CO2排出量原単位の指数の推移
100
100
65
68
●段ボール・紙器工場 ■製紙・セロファン工場
68 67 66
69 69 68
(TJ) 20,000
10,000 15,000
5,000
0
1990 2000 2014 (年度)
■重油/石炭 ■都市ガス ■LNG ■バイオマス/廃棄物 ■購入電力 エネルギー投入量の推移
4%
65% 3% 28%
5%
34% 38% 23% 17,083
7%
41%
14% 14% 24% 15,126 18,168
▶エネルギー投入量の推移 保 証
地球温暖化を抑制するために、温室効果ガスであるCO2排出量の削減は重要課題です。
そのため生産部門はもちろんのこと、物流部門や非物流部門でも省エネルギー活動を進めています。
地球温暖化対策
地球環境の ために
丸三製紙(株)では従来、160g/ m2が最軽量でしたが、新抄紙機で
は120g/m2の軽量ライナの生
産が可能になりました。さらに軽 量強化原紙の生産ができる設備 も導入しています。また、安定し た高速運転を可能とし、生産性の 向上と環境負荷の低減にもつな がっています。
脱水工程で紙の水分量を下げるた めに、脱水効率の高いシュープレ スを採用しています。それにより 従来より同工程での紙の水分量が 下がったため、次工程の乾燥工程 で使用する蒸気が大幅に削減で き、大きな省エネ効果を生み出し ています。
約500kWの発電能力を持つ太陽光 発電設備を導入し、発電された電力 は工場内で利用しています。また、 バイオマス焼却設備の建設も進めて おり、廃棄物の最終処分量を抑える とともに、焼却の際に発生する熱エ ネルギーを有効活用します。(2016 年1月稼働予定)
軽量原紙生産 省エネ設備の導入 環境配慮設備
サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量
スコープ3 109万t 56%
スコープ1 69万t 36%
スコープ2 16万t 8%
合計 194万t
(千t)
(年度) 1990 2011 2012 2013 2014 CO2排出量の推移
794 1,075
776 808 759 1,200
800 1,000
200 400 600
0
▶CO2排出量の推移 保 証 1990年度比
29.4
%削減限りある資源を大切にするために古紙の利用拡大に取り組んでいます。
また、多くの水を使用する製紙業の責務として、水資源の有効利用と保全に努めています。
資源の有効利用
2014年度の「エコチャレンジ020」では、古紙利用 率を97%以上にすることを目標とし、製品の品質を維 持しながら古紙パルプの配合率を高めるなどの取組みを 進めた結果、2014年度の古紙利用率は98.0%となり 目標を達成しました。レンゴーでは、古紙の有効活用を 通じて森林資源を保全するため、研究所や製紙工場で古 紙利用技術の開発を進めています。また、今まで利用さ れていなかった機密書類の処理設備も導入し、さらなる 利用拡大を図っています。
生産工程で多くの水資源を使用する製紙工場では、 限りある水資源を大切に利用するために、水を10 回以 上循環させ繰り返し使用しています。また、工程から 排出された循環水の一部は、水処理設備などで処理を 行いさらに再生利用しています。2014年度は、1,425 万m3の水を再生利用し、新たな水の利用を削減し水資
源の保全に努めました。
一般財団法人省エネルギーセン ターが主催する平成26年度省エ ネ大賞において、八潮工場の「低 燃費八潮」の活動が評価され「板 紙製造工場におけるサ-クル活動 による省エネ推進」で経済産業大 臣賞(産業分野)を受賞しました。 この受賞を励みに、八潮工場だけ でなく、全社を挙げ一層の省エネ に努めていきます。
八潮工場では、より一層の省エネ、CO2排出量削減
を目標とし、若手中心のメンバーによるサークル活動 チーム「低燃費八潮」を結成しました。柔軟な発想で省 エネ活動を立案するだけでなく、継続的な実行ができる ように「体制」を構築し、PDCAを取り入れた「手順」 により活動を進めてきました。
現状を数値化するなどの「見える化」を進めて、エネ ルギー損失を把握し、改善テーマを発掘します。品質や 環境、安全性などへの影響やコストなどを検証した上 で、具体的な省エネ活動を検討・実施しています。
活 動 の 結 果、2011年 度 か ら 累 計 で133件 の 案 が 出され、そのうちの66件が実施され、原油換算で約 4,403klの削減を達成することができました。
八潮工場での取組み
古紙利用率の維持・拡大
水資源の保全
『省エネ大賞』経済産業大臣賞を受賞
一丸となって省エネを推進
八潮工場 (左)施設部 部長代理 工藤 幸夫 (右)製紙部 製紙課 河野 真由美
日頃から、省エネのためにできることはないか、無駄なものはないか、という ことを意識しています。自由な発想でアイデアを発掘し、各部署とも協力して実 行に移しています。
例えば、段ボール原紙の原料となるパルプスラリーを撹拌する工程では、ある 貯留槽から、隣り合った別の貯留槽に流し込むのに、ポンプを使っていました。 そこで、両方の貯留槽に穴をあけ、あたかも一つの貯留槽のようにしてしまうこ とで、使用するポンプの台数を減らし、省エネにつなげました。
工場一丸となった取組みの成果もあり、2012年度には工場のある埼玉県から、 目標設定型排出量取引制度において、地球温暖化対策の取組みが進んでいる準 トップレベル工場に認定されました。さらに2015 年度中に、埼玉県では初め てとなるトップレベル事業所認定を目指して活動中です。
今後もさらなる省エネとCO2排出量削減に向けて、「低燃費八潮」の活動を推
進していきます。
100 (%)
90
80
60 70
50
1970 1980 1990 2000 2012 2013 2014 (年) 板紙の古紙利用率※の推移 ●レンゴー※2 ■板紙業界
58.9
92.5
89.5 96.5
92.9 93.3 97.8 98.0
93.2 98.0
79.2
70.2 76.5 85.8
▶板紙の古紙利用率※1の推移
出所:(公財)古紙再生促進センター
※1 板紙製品全体の原料に占める古紙の割合 ※2 当社は年度で集計しています。
古紙利用率
98.0
%▲機密古紙の利用拡大
八潮工場、尼崎工場の東西の製紙工場に機密古紙専用 処理設備を導入しています。オフィスから発生する機密 書類は、情報漏えいの問題から焼却処理されるケースが ほとんどでしたが、この設備によって古紙として利用で きるようになりました。当設備では、セキュリティの完 備された施設内で機密書類を収めた箱を受け入れ、未開 封の状態のまま処理します。(情報セキュリティについ てはP25を参照下さい)
▶内部循環のフロー図
2,000 3,000
1,000 (万m3)
0
2010 2011 2012 2013 2014 (年度) 2,436 2,519 2,544
水使用量・再利用量の推移■ 水使用量 ■再生利用量
2,544
1,424 1,360 1,539 2,441
1,425 1,229
▶水使用量・再生利用量の推移
工場外へ 放流 水投入
水処理設備
VOICE
▶八潮工場のCO2排出量と原単位指数の推移
八潮工場でのCO2
300 500
400
100
200
100 (千t)
0
60 80
40
20 0 (年度) 1990 2000 2010 2011 2012 2013 2014 (基準年)
■CO2排出量 ● 原単位指数
338
46 60
45 46 47 45 100
212 252
212 213 232 205
地球環境の ために
小集団による設備のチェック
機密古紙専用処理設備 水処理設備(加圧浮上装置)
製紙工場
生産設備